愛車のシートカスタムのご提案!
- ueno78
- 2月21日
- 読了時間: 3分
更新日:3月16日
こんにちは、SCS上野新館の武田です。今回は、オートバイのシートの加工・カスタムのご提案です。

皆さまは、愛車のシートに満足されていますか?身長の低い方が足つきを改善する為に、シート加工(あんこ抜き)をする事は、割と珍しくない事例ですが、シート表皮のデザインを変える事や、あんこ盛りする方は一般的ではない印象です。今回は私のXSR900 2022モデルのシートを加工したので、ご紹介いたします。

XSR900のシートは、シングルシート風のデザインでリアシート部分がこんもり盛り上がっています。デザイン自体は斬新で悪くはありませんが、足つき性向上の為か、フロントシート部分の薄さがツーリング時のお尻の痛さを加速させます。私自身、身長が180cmある為シートとステップの位置が近すぎる事も気になる所。あんこ盛りして改善を図りたいと思います!!

まずは、職人さんとシート形状や表皮・デザインの打ち合わせ。今回はフロントシート部のあんこ盛り、リアシート部のあんこ抜きと後方を少し跳ね上げたデザインにします。
その後、スポンジ加工がある程度済んだ段階で、一度持ち帰り、実車に取付し形状確認します。

おお、まあ悪くない印象。私のXSR900は自宅にある為、在庫車に取付し、確認しました。リアシート部分の角張ったところが気になるので、もう少し丸みを出してもらおうと思います。形状確認は表皮を張る前でないとできませんので、気になる所はこの段階でしっかり見ます。
そして、出来上がったシートがこちら・・・

おお、特殊な形状のXSR900のシートが、若干普通のフォルムに変わりました!表皮はタックロールパータンとし、タックロールと普通の表皮の境目は、パイピング加工もできますが、今回は織り込みという手法で施工してもらいました。

シート後方エンド部には、『YAMAHA』のロゴを転写してもらいました。こういうワンポイントが、大事ですよね。
さて、実車に取付してみましょう・・・

おおお!テンションが上がる瞬間です。狙ったイメージ通りになりました。クラシックな雰囲気もより一層出て、テールカウルのないXSR900ですが、リアシート部の跳ね上がりでテールカウル感が出て、個人的には満足の出来栄え。

横から見ると、フロントシート部はデザイン的に言えば、もう少し凹ませたほうが見栄えは良いのですが、目的がお尻の痛さ改善と、ステップ・シート間の窮屈さ改善なので、我慢です。

車体に自分が合わせろという方もいますが、個人的にはハンドルもステップもシートもバイクを操作する上で触れている部分ですので、自分に合った形状にするのが良いと思います。表皮の質やカラーを変える事も出来ますし、カスタムにもつながります。自分がカッコいいと思えるか、乗りやすいと思えるかが重要です。

ハイシート化することにより、乗車位置が高くなり、フロントへ重心が偏るので、サスペンション調整しバランスをとります。ポジションが変われば、サスペンションセッティングも変わります。乗ってみた感想は、新品の表皮とスポンジがまだ馴染んでいないので固い印象ですが、これは乗っていくうちに改善するでしょう。シートが2cm位高くなっておかげで、足の曲げは楽になり、重心が高くなることによりクイックなハンドリングとなりました。
シート加工というのは一般的ではないのかもしれませんが、SCS各店舗でご相談に乗れますので、ご興味ある方はご相談くださいませ。
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